こんにちは、現役派遣薬剤師のあいです。
今日は派遣薬剤師の産休・育休制度についてお話したいと思います!
厚生労働省のページも、他のブログも
なんだか堅苦しくて、ページ閉じたくなります(笑)
でも、私にとってもいつかは必要になる知識なので、
派遣薬剤師にとって必要な部分だけを図を使って、
わかりやすく解説するよう心がけてみました!
この記事を最後まで読めば、
派遣薬剤師の産休・育休制度への疑問はなくなるはず!
派遣薬剤師のメリットは正社員よりも産休・育休を取りやすいこと
前回、
薬剤師の派遣ってどうなの?体験者が本音で語るメリットデメリット
の記事でもお話したのですが、
産休・育休を取りやすいというのが、派遣薬剤師のメリットの一つです。
私が正社員のときに店舗にいた派遣薬剤師が、
派遣会社は、
「はやく育休明けて復帰してください」
とか、せかしてこないし、
「復帰できたらしてくださいね~」
みたいな感じでゆるくてよかった!
と言っていました。
私はこれを聞いて、
って思ったんですよね。
正社員のときの会社は、
「復帰せずにやめるなんて、許さない!!!」
という風潮が強い会社でした。
同期が産休・育休とったときは、
「いつ復帰できるのか?」「保育園は入れそうか?」
というのを産休中にしきりに聞かれたりして、
プレッシャーをかなり感じたそうです。
最近、法律が変わって、
保育園がみつからなければ子どもが2歳まで育休を延長できる!
という制度になったのですが、
「2歳まで取得なんて、正社員では許さない!」
という雰囲気があるって、同期が言っていました。
赤ちゃんの時代は人生のなかではほんの一瞬です。
毎日少しずつ成長していくかわいいわが子と
なるべく長く一緒にいたいと思うこともあるかもしれません。
それなのに、復帰をせかされるのは、
ちょっと心苦しいですよね。
そうはいっても、
というのが気になると思います。
ということで、
派遣薬剤師の産休・育休事情を全てお話していきます!
そもそも産休育休ってなに?
産休は労働基準法で決まっているので、
派遣でも正社員でも誰でも平等に取得することができます!
安心してください^^
それに対し、育休は、
取得するために少し条件があります。
- 同じ派遣会社に継続して1年以上雇用されている(ここでは派遣薬剤師でのみ考えています)
- 子供が1歳を迎える日以降も雇用が継続している見込みがある
- 子供が2歳を迎える日の2日前までに契約が満了し、雇用継続されないことが明らかではない
同じ派遣会社に1年以上いることと、育休明けて復帰する意思がある
というのがポイントになってきますね!
産休・育休はどのくらいの期間とれるの?
これについては、文字で書くとややこしいので、
表にまとめてみました!
知ってた?産休中・育休中は給料が出ない!
私はてっきり、産休と育休が取得できれば、
お給料がもらえると思っていたんですけど、
違いました(笑)
産休・育休中は、会社から給料は出ません!
ちなみに、派遣だから、とか関係なく、
正社員も派遣もみんな同じ。
一部、正社員で給料がでる会社もあるみたいなのですが、
正社員の場合でも、
産休・育休中に給料がもらえる会社は少ないです!
では、どうしたらいいのか?
派遣薬剤師の場合も、正社員薬剤師の場合も、
給付金制度というのを利用します。
給料がでない代わりにもらえるのが、給付金!
給付金には大きく分けて3つあります。
それぞれの大まかな特徴を表にまとめてみました!
これら手当についても、
派遣薬剤師と正社員薬剤師で違いはありません。
もらえる手当 | 手当でもらえる金額 | お金をくれる人 | 条件 |
出産育児一時金 | 子ども1人につき42万円 | 健康保険組合 | ●健康保険に加入している または ●健康保険に加入している方の配偶者or扶養家族 |
出産手当金 | 日給×2/3×産休の日数 | 健康保険組合 | 本人が健康保険組合に加入していること |
育児休業給付金 | 《育休開始から180日目まで》 日給×0.67×育休日数《育休開始から181日目以降》 日給×0.5×育休日数 |
雇用保険 | ●派遣社員で雇用保険の加入期間が1年以上 かつ ●育休前の2年間で11日以上働いた月が12ヶ月以上で、子供が1歳半になるまでの間に契約が満了してしまうことが明らかではない |
ちなみに・・
産休・育休中も給料をもらっている人はその額を引いた分になります。
また、健康保険の扶養になっている場合や国民健康保険に加入している場合は対象にはなりません。
単語が難しさを醸し出してるけど・・・・
出産手当金が、産休中にもらえるお金で、
育児休業給付金が育休中にもらえるお金のことだよ!
つまり!
全ての給付金を受け取るためには、
- 派遣会社で社会保険と雇用保険に入る
- 1年以上働く
- 月に11日以上働く(週3以上の勤務で条件クリア)
- 育休明けに復帰する意思を持つ
ここまで読んでいただければお分かりだと思うのですが、
派遣だからといって産休・育休をもらえないということや、
給付金をもらえない、ということはありません!
また、
時々、派遣会社によってもらえないこともあるかも~
なんて煽ってるブログもありますが、
そんなこともありません。
なぜなら、
休みについては労働基準法という法律で決まっているし、
給料が会社から出るわけではなくて、
実際には健康保険組合や雇用保険がお金を出してくれているので、
派遣会社は関係ないからです。
ここで、気になってくるのが、
ってことですよね。
派遣薬剤師の場合は、
時給が契約によって毎回変わるし、
週に働く時間も変わってきます。
どのように働いたらお得なのでしょうか?(笑)
日給っていつの給料をさしているの?産休中の出産手当金について
出産手当金の計算に出てくる日給は、『標準報酬月額』をもとに計算します。
標準報酬月額って何?
標準報酬月額は、毎年4月、5月、6月の給料を平均した金額がベースで、
その年の9月~翌年の8月まで適用されます。
ただ、この標準報酬月額の計算は結構やっかいで・・・
厳密に言うと、ただ単純に4月、5月、6月を平均すればいい、というわけではなく、
勤務日数が、17日以上なのか?などの日数もかかわってきます。
厳密に知りたい方はこちら→全国健康保険協会
なんかごちゃごちゃしてきたけど、
まとめると・・・単純!
育休に入る前の4月・5月・6月は、
たくさん稼ごう!(笑)
ということですね。
日給っていつの給料をさしているの?育休中の育児休業給付金について
育児休業給付金の支給額は『休業開始時賃金日額』をもとに計算します。
休業開始時賃金日額は、休業開始前6ヶ月の賃金を180で割った金額のことです。
つまり、
産休をとっているなら、
産休前日から6ヶ月前の給料÷180=休業開始時賃金日額
ということになりますね!
これを読むと、
産休取る前にたくさん稼がなきゃいけないんだ、
と思われるかもしれません。
この6ヶ月というのは、
休業前に11日以上働いた月が対象になるので、
妊娠中に体調が悪い場合は、
10日以下の日数で働けば、休養しても受給額に影響はない!ということになります。
産休・育休をもらうために気を付けなければならないこと
ここまでをまとめると、
- 派遣会社で社会保険と雇用保険に入る
- 1年以上同じ派遣会社で働く
- 過去2年のうち、12か月は月に11日以上働く(週3以上の勤務で条件クリア)
- 育休明けに復帰する意思を持つ
- 4月・5月・6月は頑張って稼ぐ
- 産休直前の6ヶ月は無理しない程度に頑張って稼ぐ
ということです。
ちなみに・・・
社会保険や雇用保険に入るための条件は、
派遣会社ごとに異なります。
週30時間の勤務で入ることができる会社もあれば、
週24時間の勤務で入ることができる会社もあります。
そういった派遣会社の違いについてはこちらの記事でまとめているので、
参考にしてくださいね!
シュミレーション
これまでの賃金…月額48万円
産休中の支給額…1日1万円
育児休業開始から6ヶ月間の支給額…月額32.1万円
6ヶ月経過後の支給額…月額24万円
これまでの賃金…月額28万円
産休中の支給額…1日6000円
育児休業開始から6ヶ月間の支給額…月額19.2万円
6ヶ月経過後の支給額…月額14万円
いかがでしたか?^^
これだけもらえるなら、
仕事を続けようって思っちゃいますよね(笑)
と、ここで、
正社員の場合は配慮してもらえると思うけど、
派遣薬剤師でも、妊娠中仕事することができるの?
と気になっている方もいらっしゃるかもしれません。
これについては、
別の記事でお話しているので、
産休・育休を派遣会社で取りたい!と考えていらっしゃる方は
こちらの記事も合わせて確認しておいてください^^
産休・育休とるならどの派遣会社がオススメ?
現在も派遣薬剤師として働いている私が、
産休・育休をとりたいと考えている方にオススメできる派遣会社をご紹介します!
私は現在ファルメイトで働いているのですが、
子どもを産む際には薬キャリに派遣会社を変えようと思っています。
なぜか?というと、
薬キャリの福利厚生が、他の派遣会社に比べて格段に素晴らしいからです。
例えばどんな福利厚生があるのか?というと、
- 出産育児付加金が9万円もらえる
- 3ヶ月の就労で育休が取得できる
- 求人が多いため、妊娠中でも求人に困らない
- ママ薬剤師歓迎の特設サイトもある
通常、子どもを産むと健康保険組合から
出産育児一時金を1児につき42万円もらえるのですが、
薬キャリの場合は、
42万円に加えて、さらに
出産育児付加金が1児につき9万円もらうことができる
などですね。
子どもを産む際には、薬キャリで産休育休に入ったほうがお得なのです。
さらに!
通常だと1 年以上就労しないと育休を取得できないのですが・・・
薬キャリなら、たったの3ヶ月で取得できるのです。
このメリットって結構大きいですよ。
もし他の派遣会社で働いていても、
産休前に3ヶ月働けば、育休もとれて、
出産育児付加金の9万円ももらえちゃうのですから。
また、
薬キャリは、いろんな派遣会社と提携して、
他の派遣会社と比べて求人数が多いです。
そのため、
妊娠中の薬剤師勤務可能な求人を他社よりもたくさん持っています。
求人が多いと安心して働けます
さらに!
薬キャリはママ薬剤師に力を入れていて、
下記のような、ママ薬剤師の専門サイトもあります。
このように、
ママ薬剤師の専門サイトがあったり、
ママ薬剤師の求人を大きく出してくれているのは、
派遣会社の中でも、薬キャリだけです。
出産後も働きやすい派遣会社ということですね。
- 出産育児付加金が9万円もらえる
- 3ヶ月の就労で育休が取得できる
- 求人が多いため、妊娠中でも求人に困らない
- ママ薬剤師歓迎の特設サイトもある
ということで、
私も産休・育休をとるときは、薬キャリにしようと思っています!
興味ある方は、ぜひ薬キャリの詳細・体験談記事も読んでみてくださいね^^
薬キャリの特徴をより詳しく説明してます!