こんにちは、派遣薬剤師のあいです。
人材派遣会社で働く友達に「薬剤師の派遣って禁止だった気がするんだけど・・」と言われて、気になったので調べてみました!
正直に言っちゃいます。今、派遣薬剤師になるのはやめたほうがいいですよ!
現在、コロナの影響で、どの派遣会社でも、派遣の新しい求人は全くない状況となっています。
しかも、悲しいことに、コロナが落ち着いたとしても、処方箋が減った今の状況はしばらく続くと言われているんです・・・。
こんな状況なので、現在、多くの派遣薬剤師がパートや正社員に転職しているんですよ。
私も転職を考えて今動き出しているところなのですが、多くの派遣薬剤師が正社員の求人を探しているためか、「今、正社員の求人ですら、少なくなってきている」って感じました。
もしあなたが、今の薬局に不満があって、「派遣になりたい!転職したい!」と考えているのでしたら、早めに転職活動を始めたほうがいいと思います!
これからもっと求人は減っていくと予想されますよ。
私は、マイナビ薬剤師とリクナビ薬剤師に登録してみたのですが、私の希望に合うの求人をすぐに提案してくれました♪
こういう不安な時だからこそ、求人数が多く、迅速な対応ができる会社はありがたいなあ・・・って感じました。
正社員・契約社員・パートの求人も今後もっと減っていくと思われます。
できるだけはやめに行動をおすすめします!
実は違法?病院薬剤師の派遣
薬剤師の派遣についてまず、おさえておきたいのが、【労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律】です。
なんだか、すごく長い名前の法律ですね・・・!
私は国試のとき法律系がすごく苦手だったんですよ。
こんな長い名前の法律見ただけで挫折しちゃいそうですが、この法律。薬剤師に関わる部分だけ抜粋するとすごく短いんです♪
どんなことが書かれているのか、簡単にまとめてみました!
医師、歯科医師、薬剤師の調剤、保健婦、助産婦、看護師・准看護師、栄養士等の業務
ただし、以下の場合は可能である。
(1)紹介予定派遣
(2)病院・診療所等(介護老人保健施設または医療を受ける者の居宅において行われるものを含む)以外の施設、(社会福祉施設等)で行われる業務。
(3)産前産後休業・育児休業・介護休業中の労働者の代替業務。
(4)就業の場所がへき地・離島の病院等及び地域医療の確保のため都道府県(医療対策協議会)が
必要と認めた病院等における医師の業務。
つまり!ですよ。
禁止の対象になっているのは、病院・診療所なので、
薬局やドラッグストアでの派遣は、まったくなにも問題ないということです♪
ちゃんと調べて良かった。安心しました。
では、次に、病院への派遣薬剤師は違法なのか?!というのが気になってきます。
病院への派遣薬剤師でも、
(1)と(3)に当てはまる場合は問題ないということになりますよ。
現場で多いのは、
(3)産前産後休業、育児休業、介護休業を取得した労働者の代替業務の場合
のパターンです。
もともと働いていた人が、産休や育休で休む場合に、期間限定で派遣薬剤師を雇用する、という場合ですね!
ちなみに、(1)紹介予定派遣も、(3)より求人は少ないですが、存在してます。
ちょっとここで聞き馴染みのない言葉がでてきましたね。
紹介予定派遣って何なのか、次にお話したいと思います。
紹介予定派遣とは?
紹介予定派遣とは、「契約書に明記された期間は派遣として働いて、双方が納得の上で正社員になる」という働き方です。
実際に働いてみないとわからない職場の雰囲気や、人間関係などを知った上で正社員になることができるっていうのはすごくいいなーって思いました。
実際に働いてみないと分からないことってありますしね。
すごく安心な制度だなって思います。
また病院や医療施設にとっても、働きぶり(スキルや知識)を見たうえで採用するかどうかを判断できるので、
ミスマッチを防ぐことができます。
もちろん
「想像していたのと仕事内容が違った」
「業務を遂行するに足る知識や手技が不十分」
などの理由で双方が納得しなければ、派遣期間の満了をもって契約終了というケースもありますよ。
実際に病院の派遣薬剤師はあるの?
では実際に、病院の派遣薬剤師はあるのか?というと、求人数は少ないですが、もちろん存在しています。
病院薬剤師の派遣については別の記事でまとめているので、
病院薬剤師を検討している方はこちらをご覧ください!^^
ここまでの話から
薬剤師も派遣での労働が可能である!
ということが分かりましたね。
ですが、安心するのは、まだ早いですよ~!
禁止されている事項が他にもいくつかあるので、これからひとつずつ紹介していきたいと思います☆
禁止事項!
30日以内の短期契約は禁止
これは、単発派遣をしようと思っている方に関わる話です。
派遣会社と30日以内の短期契約が原則禁止になりました。
雇用期間・就業期間が短すぎると
派遣会社も派遣先も、雇用管理の責任を果たさない、というのがその理由です。
ですが、原則禁止なので、
ある条件を満たせば、例外的に単発派遣で働くことができます。
その条件については、詳しくは別の記事でまとめているので、
単発派遣を検討している方はぜひ確認してみてくださいね!.
1年以内に退職した職場への派遣は禁止
正社員として働いていた会社を辞めた場合、
1年以内にその会社に派遣薬剤師として派遣されることは禁止になっています。
『事情があって退職したけど、もとの店舗が好きだから派遣薬剤師になって復帰したい』
『出産や介護のために一度退職してから同じ会社で派遣としての復帰したい』
と考えている方は注意が必要です。
この規則は正社員から派遣社員に格下げすることを防止するために作られました。
ただし、定年退職についてはこの規則の対象ではないので
1年以内でも、派遣薬剤師として同じ会社で働くことが可能になっています。
同じ派遣先で3年以上連続して働くのは禁止
派遣薬剤師では連続して同じ職場で3年っていうのはほとんどないのですが、
一応書いておきます。
この法律は簡単に言うと
『3年もの間働いてもらったなら、正社員としてちゃんと雇用しなさいよ~』
という理由で作られたものです。
厚生労働省の言葉でいうと「派遣会社が雇用安定措置を講ずる」と説明しています。
この雇用安定措置とは、簡単に言うと正規雇用依頼のことです。
つまり、3年たったら派遣先企業への正規雇用への転換のチャンス!
ということなのですが・・・・
薬剤師の場合は、正社員で働きたいと思えば
いくらでも働き先はみつかるので、
正直、
『これからもずっと派遣でいたい』
『この法律いらないなあ・・』
と思う方のほうが多いのではないでしょうか。
でも、派遣薬剤師は同じ職場に3年以上連続して働くことはめったにないので、
心配しなくても大丈夫です。
また、一応このルールにも抜け道があって、
- 過半数労働組合等に意見聴取を行うことで、さらに3年受け入れられることができる
- 派遣元に無期雇用されている派遣労働者は、期間制限を受けない
という例外もあるので、参考にしてください^^
禁止事項じゃないけど、その他参考になる法律
- 派遣会社のマージン率や教育訓練に関する取り組み状況などがわかるようになる
- 派遣会社があなたに待遇に関する事項の説明する義務
- 派遣先の社員との均衡(賃金など)が配慮されるようになる
- 派遣労働者の希望により、有期雇用から期間の定めのない雇用への転換が進められる(努力義務)。
- すべての労働派遣業者が許可制になる
- 派遣労働者の待遇改善への説明義務
- 計画的な教育訓練やキャリアコンサルティングをする義務
派遣薬剤師の時代はもう終わり。
ここまで一生懸命書きましたが・・・
冒頭でも書いたとおり、派遣薬剤師は今はオススメしません。
現在、コロナの影響で、どの派遣会社でも、派遣の新しい求人は全くない状況となっています。
しかも、悲しいことに、コロナが落ち着いたとしても、処方箋が減った今の状況はしばらく続くと言われているんです・・・。
こんな状況なので、現在、多くの派遣薬剤師がパートや正社員に転職しているんですよ。
私も転職を考えて今動き出しているところなのですが、多くの派遣薬剤師が正社員の求人を探しているためか、「今、正社員の求人ですら、少なくなってきている」って感じました。
もしあなたが、今の薬局に不満があって、「派遣になりたい!転職したい!」と考えているのでしたら、早めに転職活動を始めたほうがいいと思います!
これからもっと求人は減っていくと予想されますよ。
私は、マイナビ薬剤師とリクナビ薬剤師に登録してみたのですが、私の希望に合う求人をすぐに提案してくれました♪
こういう不安なときは、対応が早いと本当に安心しますね。
転職エージェントからの電話をこんなにありがたいと感じたのは始めてです(笑)
実際に使ってみて思ったのは、転職エージェントは両方とも登録したほうがいい!ということです。
求人の選択肢は多いほうがいいですし、担当者との相性もあります。
2つを比較することで、どっちの担当者さんのほうが自分に合っているか分かるようになりますよ。
正社員・契約社員・パートの求人も今後もっと減っていくと思われます。
転職を考えている方は、できるだけはやめに行動をおすすめします!