こんにちは、現役派遣薬剤師のあいです。
私は、正社員として5年間働いた後、
1年のニート期間を経て、派遣薬剤師になりました。
私の場合は1年のブランクだったのですが、
はじめての派遣のときは、
と、かなり不安でした。
実際、
子育てや、企業で現在働いている、などの理由から、
ブランクがある薬剤師さんはたくさんいると思います。
子育てが落ち着いた時、
または企業から薬剤師に復帰しようと思った時、
正社員になるか、パートになるか、派遣薬剤師になるか
迷いますよね。
そこで、ブランクがあっても派遣薬剤師はできるのか?
ということについて今日はお話していきたいと思います!
ブランク8年以上の薬剤師
ブランクが8年以上ある方は、
いきなり派遣薬剤師として働くよりも、
パートとして復職したほうがいい。
というのが私の考えです。
なぜかというと、
2012年に、ジェネリック医薬品の一般名処方が始まりました。
今ではもう一般名処方は普通の光景ですが、
当時の現場は大パニックでした。
一般名処方やジェネリックに慣れていないと、
処方箋をみて調剤ができなかったり、
投薬時にそのジェネリックが何の薬か分からなくて、説明できない、
といった事態に陥ってしまう可能性があります。
派遣薬剤師は、人手不足の店舗に行くことが多く、
派遣薬剤師を1人として数えているので、
ジェネリックに慣れていないと即戦力になれない可能性があります。
ですから、まずは、パートとして働いて、
慣れてから派遣薬剤師になるほうがいいと私は思います。
実は・・・
派遣会社に相談すれば、
ブランクが8年以上あっても求人を紹介してくれるところもあります。
未経験・ブランクOKというのをウリにしている派遣会社もあります。
その場合、もちろん8年以上のブランクがあっても
派遣薬剤師として勤務することは可能なのですが、
派遣先の薬局で、
期待される以上の働きができなければ、
白い目で見られてしまうかもしれないですし、
厳しいことを言われることもあるかもしれません。
また、わからないことが多いと、申し訳ない気持ちになってしまい
すみません・・・
といった暗い気持ちで働くことになるかもしれません。
そして、自信を失うと、
と監査が怖くなるかもしれないですし、
最悪の場合、過誤を起こすかもしれません。
つまり
8年以上のブランクがあっても派遣薬剤師として働くことはできるが、
パートで経験をつんでからのほうがいい
というのが私の考えです。
それでもやっぱり、
派遣薬剤師として働きたいという方は、
研修制度などが充実している派遣会社を選ぶといいですよ^^
ブランク3年~7年の薬剤師
ブランク3年~7年の薬剤師は、
店舗によっては、派遣薬剤師として働くことも可能だと思います。
なぜ、店舗によってなのか?というと
3年~7年のブランクがあると、
ブランクの期間に出た新薬も多く、
ガイドラインが変わっていたり、調剤報酬が以前と違ったりと
以前働いていた頃の常識と、かなり変わっている可能性があります。
新薬や新しいガイドラインを知らずに投薬すると、
患者さんに間違ったことを言ってしまうかもしれません。
ブランク期間中も自分で勉強していたのでしたら話は別なのですが、
そうでなければ、派遣先の薬局で戸惑ってしまう可能性があります。
働きやすさは門前で扱っている薬や科目にもよります。
なので、
派遣会社にブランクがあることを必ず伝え、
派遣先の薬局にもブランクがあることを伝えるように担当コンサルタントに言いましょう。
また、ブランク3年~7年の場合
ブランク2年以内の方に比べて求人数は少なくなります。
自分の希望する条件(時給や勤務地など)に合うものが見つからなければ、
いったんパートとして働き、ブランクを埋めてから
派遣薬剤師として働くのも一つの手です。
また、派遣会社選びは、
上記と同様、研修制度が充実している派遣会社を選ぶといいです。
ブランク2年以内の薬剤師
調剤報酬は2年に1度変わるので、
それがブランク後の働きやすさの一つの目安になります。
ブランク前と今現在の調剤報酬が同じであれば、
問題なく派遣薬剤師として働けるでしょう。
新薬に関しては、
働く前に一通り目を通しておいたほうがいいです。
私は約1年のブランクで派遣薬剤師になりました。
ブランク1年でも初日はかなり緊張していたのですが、
一般的な薬についてはすぐに思い出すことができ、
監査・投薬は問題なくこなすことができました。
ただ、あまり触れていなかった薬は、
突然処方がくると
と焦ることもありました。
派遣会社に登録して、
ブランクを感じながら働いた
派遣薬剤師初日までの体験談を物語にしてみました!
ブランクある薬剤師が派遣薬剤師になるとどんな感じなのか?
これを読んでいただければイメージがつかめると思います^^